稼げるライターになるためのPoint② 「望む結果」 その文章は何のために書いているかを見失わない方法!
ライターは文章に明確な目的を持って書いている
文章を書いていて、または書き出そうとしていて自分が何を書こうとしているのかがわからなくなってしまった経験はありませんでしょうか。
そのような時は「なんのために書くか」ということを考えるようにしましょう。
今回はPoint②の「望む結果」についてです。
目的を見失わない方法までご説明させていただきます。
何のために?を見失う例
1.自分の自慢話でこれまでの成功例の羅列になってしまう。
→読み手が「自慢たらしいな」と引いてしまいます。
2.手順などの全行程を抜け漏れなく羅列しようとして長い文章になっている。
→このような文章は書き手も読み手も疲れてしまう。「これって、こんなにやらなければいけないの?」と憂鬱になりかねません。
3.自分の興味のあるところばかり、やたら詳しく書いてしまう。
→「専門的でわかりにくい、自分はまだ基礎がわかっていないのに・・」と感じてしまうかもしれませんね。
何のために?を見失わないために行うセルフチェックの方法
何のために書いているかがわからなくなってしまったら、次の順序で自分に問いかけてみましょう。
1.自分は今何を書いているのか?書こうとしているのか?
2.だから何なのか?それは読み手にとってどんな意味があるのか?
3.読み手にどうなってもらいたいのか?そのためにどう書けば良いのか。
このように自分の書いたものを時々突き放して読み、チェックをしていくことが必要です。
筆者自身後で読み直して、ボツになることも日常茶飯事で辛い作業です。
しかし結局誰も喜ばないものを書いても何の意味もありませんので・・
読んだ人にどう言って欲しいか
自分が書いたもので読み手にどのような価値を提供し、どう状況を変化させるかという部分は慣れないと難しいですよね。
そこで最初は「この文章を読んで、どう言って欲しいか」をイメージして具体的に書いていきましょう。
・とても参考になりました!明日から利用させてもらいます!
・自分が今まで考えていなかったところが重要なポイントだったんですね!
・今までやってきたことが無駄ではなかったと再認識しました!
などなど、このような反応をイメージして書き始められるだけで文章は変わってきます!
***
いかがだったでしょうか?
今回はPoint②の「望む結果」についてお伝えしました。売れっ子ライターになるために、「文章に明確な目的を持つ」ことは非常に重要になります。まずはシンプルに出来るところから考えていきましょう。
次回はPoint③の「論点」について説明させていただきます!
稼げるライターになるためのPoint① 「意見」 自分が言いたいことを明確にしよう!
言いたいことがなければ文章は成立しない。
前回の記事では、文章力・ライティング能力を向上させるために必要な、文章を機能させる7つの要件をご説明させていただきました。本日からはその7つの要件を順を追って説明させていただきます。
今回はPoint①の「意見」についてです。
大事な部分になりますのでしっかりチェックしてくださいね。
そもそも意見とはなに?
意見とは、自分が考えてきた「問い」に対して、自分が出した「答え」になります。
意見の裏には必ず「問い」があります。自分の「問題意識」とも言い換えられるかもしれませんね。
いい意見を出す人は問いも深く、問いが浅いと意見もそれなりになってしまいます。
多くの場合、問いは無意識の中にあり、正体不明の違和感、引っ掛かりを抱えてある日ふと何に悩んでいたかが気づく経験がある方も多いと思います。
何に悩んでいるかがわかっただけで、問いの正体がわかり随分スッキリします。
良いライター、もっと言えば稼げるライターとは、この感覚を文章を通して読み手に伝えるのです。
以下に文章の問いとしてダメな例を紹介させていただきます。
ダメな例
・知識や情報を並べただけで結局自分の見解がない。
・言いたいことがたくさんありすぎて絞れない。
・言いたいことが自分でもはっきりしていない。
・一般的で世の中にありふれている内容。
・自分の根本にある想いに嘘をついている。
意見がしっかりしていないと、何を汲み取って良いのかがわからなくなり、読み手は困ります。
そのために自分の「意見」をはっきりさせることが大切なのです。
それでは自分の意見を発見する方法をお伝えします。
自分の意見を発見する方法とは?
今までの説明の中で少し難しい話だと敬遠してしまった人もいらっしゃるかもしれませんが、難しいことは一切ありません。
自分で問いを立てて、自分で答えを出す癖をつけましょう。
自分で問いを立てて、自分で答えを出す、さらにその答えに新しい問いを立てる。問い→答え→問い→答えを繰り返していくことで、考えは前に進みます。
大きな問いにいきなり答えを出そうとすると中々答えが出ず、考えるのが嫌になってしまいます。そこでまずその問いを考えるために有効ないくつかの小さな問いを洗い出します。
最初はいい問いが浮かんでこなくても、徐々に慣れてきていい問いが立つようになります。これを粘り強く繰り返していけば自分の考えがはっきりして、これがあなたの意見になるのです。
問いを立てるエリアを広げていく
「問い」を立てているのに考えが行き詰まってしまうこともあると思います。
効率よくテーマと直結するエリアだけに問いを立てようとすると、意見は狭くいき詰まってしまいます。
そこで問いを立てるエリアを広げてみましょう。
ポイントは過去→現在→未来へと流れる時間軸を、自分→身の回り→日本社会→世界へと空間軸と視野をどんどん広げていくことです!
一見遠回りに感じるかもしれませんが、全てが近道だけでは到達できず、
遠回りをして考えてみることも大事なのです。
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いかがでしたでしょうか?今回はPoint①の「意見」についてお伝えしました。まずは伝えたいものを明確にしましょう。
次回はPoint②の「望む結果」について説明させていただきます。
お楽しみに!
そもそも文章力・ライティング能力とは?文章を機能させる7つの要件とは。
鑑賞ではなく機能する文章を
「文章力を上げたい」「ライティング能力を身に付けたい」とよく言われますが、そのその文章力・ライティング能力とは一体なんなのでしょうか。
筆者が考える文章力・ライティング能力とは、「自分の書いたもので読み手の心を動かし、状況を切り開き、望む結果を出すこと」だと思っています。
ポイントとなるのは読み手の心を動かすことです。読み手の心が動けば、なんらかの形で状況は動き、結果が出ます。
しかしそれは自分の意のままに相手を操作することではなく、読み手を共鳴させることです。
読み手に共感・納得・発見などの心の動きが生まれれば、やがてそれは読み手の内部で大きな振動となって行動に繋がります。このように人を揺さぶる文章を書くことを目指しましょう。
文章の7つの要件を押さえる
それではきちんとした文章を書くためには、何と何を考えれば良いのでしょうか。
以下に7つの要件を挙げさせていただきます。
1.意見
あなたが一番言いたいことは何でしょうか。
文中にあなたが考えた、あなた自身の見解や意思を明確に打ち出しましょう。
2.望む結果
誰がどうなることを目指しているのでしょうか。
文章が機能した際に紡ぎだしたい状況をできるだけ具体的に書くことが重要です。
3.論点
あなたの問題意識はどこにあるのでしょうか。
あなた自身と読み手の双方の問題関心からずれていない問題意識になっているでしょうか。
文中にあなたが提起した「問い」が良い価値を生むものになっているかどうか再度確認してみましょう。
4.読み手
読み手はどんな人でしょうか。
誰に書けば良いかを考え、最も適切な相手に向けて文章を書きましょう。
そのためには読み手がどんな人かの分析が必要であり、読み手にフィットした内容を届けることを心がけましょう。
5.自分の立場
相手から見たとき自分はどんな立場にいるのでしょうか。
自分は相手からどのように見られているのでしょうか。信頼されているなら文章は有効に働き、不信感を持たれているならばどんなに良いことを書いていたって効力は低くなります。
結果を出すためには自分というメディアの信頼性・影響力を上げていかなければならないのです。
6.論拠
相手が納得する根拠があるでしょうか。
自分の主張の正当性を示す根拠がしっかり筋道立てて述べられ、相手にとって納得のいくものになっているかどうかが重要です。
文章の説得力は「論拠」から生まれるのです。
7.根本思想
あなたの根本にある想いは何なのでしょうか。
根本思想とは文章の根底にある書き手の価値観・生き方・想いである。
文章を支える想いは言葉に書かずとも如実に表れてしまいます。
自分の想いや生き方に嘘のない文章を書きましょう。
そこにネガティブな根本思想を持ってしまったら、文章は書き改めても、根本思想が変わらなければ読み手に与える印象は変わりません。
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いかがでしたでしょうか?以上の7つが機能する文章を書く上で考えなければならないことです。要素は多々ありますが、文章力・ライティング能力を分解していくと、今回の内容が大きな要素になると考えています。
一つ一つについてはまたの機会に記載していこうと思います。
伝わる文章を書くためには"足し算"ではなくて"引き算"を意識しよう!文章推敲のポイント3つ!
「何を書くか」ではなくて「何を書かないか」
書くべきものは、日常の中にたくさん転がっているし、頭の中に溢れかえっています。実は書くべきものが見当たらないのは、素材が足りないのではなくて「元ネタ」が多すぎて見えなくなっているのです。
書くべき素材や題材を探しまわるのはもうやめましょう。「何を書かないか」という視点に立って、すでにある元ネタを編集していくのです。
そして今回は「何を書かないか」で厳選して書いた文章を推敲していくためのポイントをお伝えします。
ハサミを使った編集こそが推敲の基本
推敲とは自分の書いた文章を読み返し、練り直すことです。
推敲は誤字脱字チェックなどでは決してありません。1時間前に自分が書いた文章を、「なぜここにこの1文が入るのか」「なぜここにこの1文が入らないのか」をしっかり説明できるようにして、文章を切り貼りしスムーズに繋げる。立派な編集作業です。
推敲するにあたって「もったいない」は禁句にしましょう。
「こんなに頑張って書いた箇所を削るなんてもったいない」「こんなに調べたのに文章内に入れないのはもったいない」などの気持ちは痛いほどわかります。
しかし読者にはそれは関係のない話です。
論が飛躍していたり、意味不明になってしまっているところは思い切って全部カットしてしまいましょう。
以下に推敲のポイントを3つお伝えしたいと思います。
冗長さを避けてリズムをよくする
だらだらと続く文章はとにかく冗長で読みづらい。特に読点を3つも4つも使って繋げているような文章はどこかで切りどころを考えるべきです。
そして当然文章は、短く切った方がリズムも良くなります。
意味を通りやすくする
「意味を通りやすくする」作業は非常に大事な要素になります。
今回は非常に守備範囲の広い接続詞の「が」について説明させていただきます。
接続詞の「が」は逆接の場面で使われるばかりか、順接の意味でも使われます。
しかしその便利さが問題で、本来2つに切り分けるべき文章を「が」でくっつけていたり、別の接続助詞が入るべきところに「が」を入れた文章をよく見受けられます。
もし皆さんが接続助詞の「が」を多用しているようなら、そこを削れないかあるいは別の言葉に言い換えられないかを考えるようにしましょう。
読者の不安を和らげる
「読者の不安を和らげる」とはどのようなことでしょうか。
日本語の場合結論が文章の最後にきます。
つまり日本語で長文を書いてしまうと「今なんの話をしているのか」「結論はなんなのか」が不明瞭で、読者は集中して読むのが難しいのです。
「文章を短くしろ!」とよくいうのは「読者の不安を和らげる」ことに繋がるのです。
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いかがでしたでしょうか?今回は書き始める前に気をつけることと、書き終えた後の推敲についてお伝えしました。「良い文章」を書くのに文才はいりません。
誰にでもできる最低限のことを気をつけることが重要なのです。
多数派に向けて書くのは危険!たった一人の「あの人」に向けて書こう。
多数派に向けて書いてはいけない。
例えば「典型的な20代の社会人」を想定して彼ら彼女らに向けて文章を書くというのは、母数が多い分一見正しいアプローチに見えます。
しかし身近な雑誌に置き換えて考えて見ると、実は「多数派」を対象とするよりも「少数派」に狙いを定めた方が紙面づくりはスムーズにいくのです。
多数派向けの雑誌は、エッジの効いた特集も組めず、誰向けなのかがよくわからなくなってしまいがちです。
見えやすいようでもっとも顔が見にくいのが「多数派」なのです。
みんなから喜ばれようとするほど誰からも喜ばれない
当たり障りのない八方美人の文章ほどつまらないものはありません。
思い切って、想像でも良いのでたった一人のあの人、を思い浮かべて書いてみてください。
「地方出身/東京在住/中堅メーカー勤務/20代後半/年収300〜400万円/将来独立志向/副業で稼ぎたいと思っている」といった具合です。
ぼんやりと「一般的な20代の社会人」をイメージするよりもこれくらい細かく絞り込んで対象を設定してしまった方が良いのです。
なぜなら、言葉のベクトルがはっきりするため「その他の人々」にも届きやすくなるからです。
むしろみんなから喜ばれようとすればするほど誰からも喜ばれない文章になるのです。
人は「他人事」では動かない
基本的に我々は他人事には興味がありません。どんなに他者から「メモを取りなさい・もっと本を読みなさい」などと言われようと、自分ごとに置き換えられないうちには耳を貸そうとしないし、反発する傾向にあります。
逆を言えば「これは他人事ではない」と感じた時にようやく耳を傾けるようになり、自ら歩み寄っていきます。
耳を傾けるか否かの境界線は「当事者意識の有無」にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
ということはつまり、一般論だけの文章では人の心を動かすことはできないですし、オリジナルで具体的な内容を書くことが非常に大事になってくるのです。
「議論のテーブル」につかせる
ここで一つテクニックをお伝えします。
文中の早い段階で独自の仮説を提示するのです。
ここでいう独自の仮説とは一般論とは相反するような仮説です。
そして読者に「あなたはこの仮説をどう思うか?」と問いかけ、読者と一緒になってその仮説が正しいかどうかの検証作業に当たるのです。
このように読者を巻き込んで文章に引き込んでいきましょう。
書き手の書いた仮説に考えを巡らせ、様々な角度から検証を重ね、なんらかの結論を導き出していく。この流れが非常に重要になってきます。
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いかがでしたでしょうか?意外と多くの人が勘違いしがちな「世間一般的」を幅広くターゲットにするのはもうやめましょう。そして特定の誰かに、できるだけオリジナルで具体的な内容を問いかけていくことが重要になるのです。最初は難しいかもしれませんがチャレンジしてみてください!
文章表現の中に「カメラワーク」を!映画やドラマなどの映像表現を参考に!
文章構成は「眼」で考える。
例えば同じ内容でネタを10人のライターに渡し、記事を作って欲しいと頼むと、10通りの原稿が出来上がるでしょう。書き手によってどの言葉をチョイスし、どんな論理展開をして、どんな言葉で締めくくるか。人によって全く違ってきます。
もっと言えば同じ内容でも、文章の面白さ、読みやすさ、リズムによって大きな違いが出ます。そしてそこに客観的な正解はありません。だからこそ文章は難しく、奥が深いのです。
文章のカメラワークを考えよう
文章の話をするときに、「起・承・転・結」を意識するという話を聞いたことはありませんでしょうか?
しかし起承転結の「転」はストーリー仕立ての流れにおいてこそ効果を発揮するもので、読者のことを考えると、起承転結にこだわる必要は全くありません。
現在よく使われているのは「序章・本論・結論」による3部構成になります。
起承転結よりもこっちの方がずっと描きやすいですし、不用意な「転」がないため読者の違和感や誤読も少なくなります。
では以下に、「序章・本論・結論」の書き方を説明していきたいと思います。
序章(導入〜客観のカメラ〜)
ドラマが始まる前に必要なのは「今から何が始まるか?」の説明ですよね。
なんの事前情報もない読み手に対して、書き手は「これから◯◯について書きますよ」ということを状況説明する必要があるのです。
客観的に見た情景を伝えることが大事です。
本論(本編〜主観のカメラ〜)
続いては具体的内容です。ドラマで例えると主人公のセリフやデートの様子など極めて近い距離での主観的なショットの連続をさすことができます。
このように自分の意見や仮説などを展開して論を進めていきましょう。
結論(結末・エンディング〜客観のカメラ〜)
最後にもう一度遠くから俯瞰して見てみましょう。
結論として再び客観的な視点に立って論をまとめていく必要があります。
展開された自らの意見を「風景の一部=動かしがたい事実」として描きましょう。
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いかがでしたでしょうか?文章において「常にカメラワークを意識する」ということは非常に重要なことになります。映画やドラマなどのカメラを意識すると、文章と文章のあるべき順番も理解しやすくなり文章の説得力も増してきます。
そしてもちろん、文章全体にメリハリがついてリズムも良くなってくるのです。
良いことずくめですね。ぜひ皆さんも文章の「カメラワーク」を意識してみてください。
文章の視覚的リズムを良くする3要素とは?売れっ子ライターは文章のリズムにも気を配る!
文章のリズムは「論理展開」によって決まる
リズムの悪い文章とは、「読みにくい文章」のことである。書いてあることは間違っていないし、いいことも書いてある。でもなんとなくスラスラ読むことが出来ず読みにくいと感じてしまう経験をしたことはないでしょうか。
文がおかしいのではなく、文と文の「繋げ方」や「展開の仕方」がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなるのです。
文章の視覚的リズムとは?
文章を書こうとする人の多くが忘れている大事な視点として、「読者は文章を眼で読んでいる」という事実があります。
基本的には文章は目で黙読するはずですよね。
だとすれば、書き手側も聴覚的なリズムを気にするよりも「視覚的リズム」を考えなければいけません。
皆さんもパッとみた印象で文章を、「なんか読みやすそう」「なんか読みづらそう」と判断しているのではないでしょうか。
今回は「なんか読みやすそう」と思ってもらえる文章の要素を3つ以下記載させて頂きます。
句読点は「1行にひとつ」
文章のリズムの形成に「句読点」が大きく関わっているので、自分の中で明確なルールを設ける方が良いでしょう。
それは「1行の間に必ず句読点をひとつは入れる」というルールです。
視覚的リズムの観点から見ると、句読点の役割は、
「文字と文字の間に物理的なスペースを空け、ひと呼吸おかせる」ということです。
これは視覚的にとてつもなく有効になるのです。
改行のタイミングは早くていい
ページが文字で真っ黒になっている記事なんてパッと見ただけで嫌気が差すのではないでしょうか。
視覚的リズムの観点からいうと、先ほどの句読点は「文字間=縦」の圧迫を解消するのに有効なのに対し、改行には「文字間=横」の圧迫を解消する役割があります。
読みやすさを優先して考えるなら、最大でも5行あたりを目処に改行した方が良いでしょう。
漢字とひらがなのバランスを考える
先ほど「圧迫感」の話をしましたが、どんなに句読点を使いこなしても、どんだけ改行
してもどうしても避けられない圧迫感があります。
それは、文字が持つ圧迫感です。
シンプルに考えてもらいたいのですが、漢字はひらがなよりも画数が多く、見た目が「黒」に近づきます。このためパッと文章を見たときに圧迫感を感じてしまうのです。
つまり視覚的にいうと、漢字を多用した文章は第一印象が悪いといえます。
一方でひらがなにはひらがなの圧迫感もあります。
具体的にいうと、ひらがなはわずか48語しかなく、しかも形状が非常に似通っているので文章のメリハリがなくなってしまうのです。
だからこそ、「漢字とひらがなのバランスを考える」ことがとても重要になります。
***
いかがでしたでしょうか?文章を読みやすくするために、「視覚的リズム」は非常に重要になってきます。今回の3つの要素を意識して、「読み手にスラスラ読んでもらえるライター」を目指してみてください!