稼げるライターになるためのPoint③ 「論点」 読み手とのすれ違いに注意しよう!
読み手と自分の問題関心をキャッチしよう
論点というという発想は日本人には中々馴染みにくいもので、会話や文章でも論点は省略されることが多いです。
文章を読んでいて「ん?この人は何を伝えようとしているんだろう。」と感じたことはありませんでしょうか。会話が噛み合わないということは、「論点」を共有できていないのです。
逆に言えば「論点」さえ共有できていれば読み手にすっと話が入ってきます。
ですので「論点」という発想を身につけると、文章を書くとき抜群の効果を発揮してくれるのです。
今回はPoint③の「論点」について、
読み手とのすれ違いをなくす方法をご説明させていただきます。
3.論点
読みやすい文章を書くためには、自分と読み手の問題関心から外れない論点を設定することが必要になります。
もちろん書き手が書きたいことに読み手が関心を持てなかったり、逆に読み手が求めていることに書き手が興味を持てなかったりと論点を定めることは非常に難しいです。
しかしだからこそ、「自分の関心事をいかに相手に興味ある切り口で書けるか」「相手の関心事をキャッチしつつそれをいかに自分の興味のある分野に発展させられるか」が重要で、ライターの腕の見せ所になります。
双方にとって興味のある「論点」を書いていきましょう!
ここからは論点の2つの原則についてご紹介していきます。
原則①:論点と意見は呼応する
論点と意見は問いと答えの関係にあります。文章では省略されていても、意見の裏にはそれを導き出した「問い」つまり論点があるのです。
文章を書くときにには、まず自分の言いたいことを明示してから書いていく方法と、論点から入っていく方法の2つあります。
「論点」からでも「意見」からでもどちらの方法でも構いませんが、
最終的に書き上げた文章の論点が一貫しているかどうかは必ず注意して欲しいと思います。
「論点」を意識しつつ文章を書く習慣をつけることが大切です。
段落ごとにも小さな論点があることを意識しましょう。
原則②:論点は問いの形にする
論点は文章の中での問題意識ですので、はっきりとした疑問文で書くクセをつけましょう。
なぜなら疑問形にするだけで文章の方向性がグッと絞られてきます。
「なぜ?」「どうやって?」「どうあれば?」と原因、手段、理想像などテーマを見る角度を変え独自の切り込みをしなければ疑問形にならないからです。
文章の書き出しに悩むときは、文頭に論点を書きましょう。
文章のラストに悩むときも同様に「論点に対する答え」で締めましょう。
これだけでも文章はかなり読みやすく、スッキリするのです。
***
いかがだったでしょうか?
今回はPoint③の「論点」についてお伝えしました。売れっ子ライターになるために、「論点」は非常に重要な役割を持ちます。
論点を明確にして読み手とのすれ違いをなくし、読みやすい文章を目指しましょう。
次回はPoint④の「読み手」について説明させていただきます!