文章は書こうとしてはいけない。伝わる言葉に変換しよう。
話し言葉と書き言葉の違い
「話せるのに書けない!」そんな経験をしている人は多いのではないでしょうか。
話すときは身振り手振り、表情、声による間など様々な道具を使って伝えることができるが、文章ではそれができませんよね。
今回は「話すこと」と「書くこと」は全くの別の行為だということを改めて理解して、話し言葉を伝わる書き言葉に変換する心構えを身につけていただければと思います。
再構築
文章にする前に頭の中で言葉を再構築しましょう。
人から聞いた話や、本を読んで得た知識を一旦自分での言葉で誰かに話してみてください。人から聞いた表現や、本にあった表現と全く同じ表現で話しをすることはないはずです。
バラバラに散らばった知識を再構築し、理解を深めて行くことが重要になってきます。
再発見
文章にする前に頭の中で「あ、こういうことだったのか!」と再認識しましょう。
上記は非常に重要な要素になります。様々な話を聞く中で、自分の知っている知識の中に落とし込んだ時に、「なるほど。あの人の言っていることはこういうことだったのか!」と突然理解できる瞬間があるはずです。
様々な知識を頭の中で整理をして、「再発見」をしましょう。
再認識
自分がどこに反応し、何を面白いと思ったのかを再認識しましょう。
上記も大きな気づきになります。
誰かから聞いた話を別の誰かに伝える時、そこには必ず「私」というフィルターが入ります。
情報化社会の中でどうでも良い情報は自ずと排除され、「私」が面白いと思った情報、重要だと思った情報だけが脳内に残るのです。
そこで自分のフィルターがどこにあるのかを再認識しましょう。
自分にとってはどこが一番面白く、「伝えるべき情報」と判断しているかを理解しましょう。
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いかがでしたでしょうか?「聞いた話を、誰かに話す」くらいは誰もが毎日意識をせずとも行なっていることですよね。今後は改めて、「再構築」「再発見」「再認識」の3つを頭に入れながら聞いた話を人に話し、文章を書く練習をしてみてください。