ライターの卵たちに贈る!稼げるライターになるためのライティング講座

手に職をつけるために「ライターになりたい!」という方が最近増えてきています。しかし、ライティングの勉強方法は世の中的に少ないと感じています。このブログで、少しでも皆さんが「稼げるライター」になるためのサポートができれば幸いです。

1つの段落は長くても250字以内に。文章はなるべくシンプルに書こう!

文章はなるべくシンプルに整理しよう。

日本人は、どこか婉曲的に曖昧に漠然と抽象的に書きたいという性格なようです。

(確かに、その方がかっこよく感じるときもありますが・・)

しかし、それでは当然ながら、ストレスや違和感を感じ、読み手の理解と共感は得られないでしょう。

 

「誰が(何が)どうなのか」「誰が(何が)誰に(何に)何をしたのか」などを表わす文の幹は、常にシンプルなものでなければなりません。このように文章をシンプルにすることを心がけると、自分の言いたいことが明確になります。

 

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1つの段落は長くても250字以内に。

適度なタイミングで改行をして新たな段落(パラグラフ)に入ると、ある1つの意味の固まりがそこで終わり、新たな話が始まることが、視覚的にも読者に伝わります。

話題が変わる、主人公が変わる、場所が変わる、時間が変わる、例示に入る、理由・原因の分析に入るなどさまざまな新たな展開を、改行が端的に「予告」をしてくれます。

 

読点(、)が1つの文の中の意味の切れ目を視覚的に示すように、段落は、数行にわたる文章の1つの固まりを、読む前から読者に示す働きがあります。ですから新しい段落に入ると、「この段落で、書き手は何を言おうとしているのだろうか」という問題意識を持って、読み手は読み始めます

 

そのように考えると、1つの段落にあれもこれも盛り込むのは得策ではありません。具体的に言えば、1つの段落の内容は、1行で要約できることに絞るべきです。そのようにして各段落の内容を短く要約して順番に並べていきましょう。

 

同じ話はまとめて書く

思いついたことを思いついた順番に書き連ねていくと、同じ種類の話が飛び搬びに何度も出てきたりして、混沌とした文章になってしまいます。いろいろな話を混ぜこぜにしないで、1つひとつ、話をすませてから先に進みましょう。そうすれば読者はすんなりと理解してくれます。

 

最後に

言いたいことが不明確であったり、未整理であったら、当然いい文章は書けません。まず、その文章で書くことを絞り込みます。その上で、どんな複雑なことでも、シンプルな文の積み重ねで表現するようにしましょう。

そのような試行錯誤を通じて、言いたいことがより明確になるのです。

また、各段落で伝えたいことを1行で要約できるようにし、その段落では、伝えたいことだけをしっかり書きます。

書きながら思いつくことを次々加えていくと、全体として何が言いたいのか分からない文章になってしまいますので、注意しましょう・・

 

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いかがだったでしょうか?色々な方の文章を見ていると、「一文を長く」「一文を充実させなくては」と考えている方が意外と多くいるように感じます。

 

しかし、文章を長く、婉曲的に書くことは逆に読み手にとってストレスを与えることに繋がるので、なるべく短く、また1つの段落は長くても250字以内にすることを心掛けていただければと思います。